桐朋学園大学ピアノ科卒業。
旭川市出身の山崎理恵さん(32)は、’99年21世紀ピアノコンクール入選。
2000年第4回旭川市新人音楽賞受賞、01年旭川市新人演奏家リサイタル出演。
’01、’02年郵船クルーズ「飛鳥」に乗船し、“世界一周クルーズ”へ出演するなど、華々しく活躍されていながらも、難病の膠原病による脊椎損傷のため車イス生活となり、ピアノ演奏のプロ活動を断念。’04年、旭川に戻っていた。現在は旭川市神楽にて、ピアノ講師として後進の指導に当たっている。
’06年、旭川在住のパラリンピック・アイススレッジホッケー日本代表永瀬充選手を通じて、地元で交流を続けていたところ、「ピアノのペダル操作さえ可能になれば」との彼女の思いに心打たれた(株)表鉄工所代表取締役社長 表 豊氏が、社をあげて開発に取り組み、このほど、ほぼ完成に至った。
装置は、2本のペダルを押すボックスとそれを息で操作するコントローラーからなる。